シェアサロンとは?次世代の新しい働き方について

2024.06.18

近年、話題になっているシェアサロン。シェアサロンがどのようなものなのか、なぜ増加しているのかをご存じでしょうか?この記事ではシェアサロンの概要やメリット・デメリット、さらには利用の際の注意点を詳しく解説します。

 

シェアサロンとは?

空間をシェアするサロン

シェアサロンは、美容師・アイリスト・アイブロウリスト・ネイリスト・エステティシャンなどのビューティシャンが自分でサロンを持つことなく必要なときだけスペースを借りて施術を行うことができる新しい形態のサロンです。物件を丸ごと借りるのではなく、施術スペースやシャンプー台などを他の利用者と共同で利用するシステムです。

設備をシェアするサロン

シェアサロンでは、ビューティシャンがサービスを提供するための設備が整っており、使用したいタイミングで柔軟に利用することができます。例えば、シャンプー台、施術台、鏡、照明、ドライヤー、ワゴン、その他必要な備品などが完備されている場合が多いです。ご来店されるお客様向けの受付スペースや待合スペース、ドリンクサービスなども提供している場合があります。

シェアサロンの種類

シェアサロンにも全国展開している有名ブランドから個人経営のサロンまで、多様な契約形態があります。有名なシェアサロンの料金やサービス内容はある程度近いことが多いのですが、個人運営のシェアサロンはサロンオーナーが独自に運営しているため、利用料金やサービス内容などに特徴があります。同じシェアサロンと言っても雰囲気・料金・サービス・ハウスルールも大きく変わってくるため、自分のニーズに合ったシェアサロンを選ぶことが求められます。

シェアサロン増加の背景

美容業界の競争激化

美容室・ネイルサロン・アイサロンなどの店舗数が増加し、競争が激化したことにより、低リスク・低コストで独立開業をしたいと考える人が増えています。従来、サロンを開業するには、高額な設備や内装などにかかる初期費用、敷金、家賃、人件費などの負担が大きく、独立へのハードルが高いとされてきました。しかし、シェアサロンであれば、初期費用を抑え、リスクを最小限に抑えて独立することが可能です。そのため、独立志望の美容関係者にとって、シェアサロンは魅力的な選択肢となっています。

テクノロジーの進化

スマートフォンの普及やリモートワークの進化によったことで、様々な職種でフリーランスが急速に増加し、レンタルスペース・シェアオフィス・シェアサロンの利用者が増加しています。さらにInstagramやTikTokなどのSNSを活用することで、美容師やネイリストは個人としての新規顧客が可能になりました。アプリで顧客と直接つながることができるため、セルフプロデュースや個人集客が得意な人にとってシェアサロンは最適な働き方となっています。

令和のワークスタイル

従来の美容業界は「きつい」「帰れない」「給料安い」の3Kで例えられるように、長時間の勤務や練習が求められたり、待遇や給与の水準が低い場合も。フリーランスであれば『好きなことで生きていく』を実現できます。シェアサロンは、フリーランスにとって、自由度の高いライフスタイルを叶えられる理想的な環境となっています。

マーケティングの変化

サービスや技術の多様化もシェアサロンの増加を後押ししています。特定の技術やサービスに特化することで、InstagramやTikTokなどのSNSやGoogleの検索結果で高い優位性を得られる場合もあり、個人に有利な状況になっています。そのため、専門性の高いサービスを提供するプロフェッショナルにとって、シェアサロンは独立開業しやすい場所になっています。

 

シェアサロンのメリット

出店コストが激減

高額な初期投資を必要とせずに独立できるため、物件にかかるコストが少ないのが大きな魅力です。従来のサロン開業では、店舗の賃料、内装工事費、設備費用など、多額の費用がかかりました。しかし、シェアサロンであれば、これらの費用を大幅に削減することができます。初期費用を抑えることで、独立へのハードルが下がり、より多くのビューティシャンが独立開業に挑戦できるようになっています。

自由な働き方を実現できる

場所や時間に縛られず、自分のペースで働けるのがシェアサロンの大きなメリットです。従来のサロン勤務では、営業時間や休日に制限がありましたが、シェアサロンであれば、自分の都合に合わせて自由に働くことができます。例えば、子育て中の美容師は、子供の送り迎えに合わせて、午前中だけ施術を行うことも可能です。また、海外旅行や趣味に時間を割くこともできます。

劇的な収入アップの可能性

顧客が増えれば、それに比例して収入もアップする可能性があり、自分の努力次第で大きな成果を期待できます。シェアサロンでは、自分の技術やサービスを自由に提供することができます。そのため、顧客満足度を高め、リピーターを増やすことで、収入アップにつなげることができます。また、自身のブランドを確立し、顧客との繋がりを深めることで、より安定した収入を得ることも可能です。

コストパフォーマンスの改善

従来のサロン経営では、空いている時間帯でも家賃や光熱費などの固定費が発生していました。しかし、利用料が売上金額に連動するタイプのシェアサロンであれば、実際に利用した分だけ支払えばよくなり、予約が少ない時期でもムダなコストを抑えることができます。共有設備や備品を利用することで、購入の必要がなくなり、コスト削減につながります。

 

シェアサロンのデメリット

新規集客は自己責任

自分で顧客を集める必要があるため、集客力が不足している場合は収入が不安定になる可能性があります。シェアサロンでは、サロン側が顧客を集めることはなく、美容師自身が顧客を獲得する必要があります(集客オプションがあるシェアサロンも増えています)。そのため、新規顧客の集客スキルやリピート率を高めるためのコミュニケーションスキルなどが求められます。SNSやウェブサイトを活用したり、紹介割引を始めるなど、積極的に集客活動を行う必要があります。

事務作業は自己管理

自分でバックオフィス作業を行わなくてはならず、その負担が大きいことがあります。シェアサロンでは、運営側が事務作業を代行することはありません(税理士などの紹介をしてくれる場合があります)。そのため、ビューティシャン自身が予約管理、顧客管理、会計処理などの事務作業を行う必要があります。

各種経費は自己負担

材料・消耗品・備品などの仕入れもサロンで用意されていないものは自分で行う必要があり、それに伴う手間やコストも意識する必要があります。契約先との交渉や在庫管理など、新たな負担が発生します。

 

まとめ

シェアサロンはコストパフォーマンスに優れた自由な働き方を提供する新しい形態のサロンです。独立したいビューティシャンには魅力的な選択肢ですが、自分で新規集客や事務作業をこなす必要があるため、しっかりと準備をしてから利用を始めることが成功するには重要になります。シェアサロンのメリットとデメリットを理解した上で、実現したいライフスタイルや目標にピッタリのサロンを選ぶことが大切です。

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この記事を書いた人

GO TODAY シェアサロン

それは「自分」「仲間」そして「お客様」と、共に育み成長していけるサロンです。完成された姿で始まるのではなく、シェアサロンに関わるすべて人たちで共に創り上げる『成長型サロン』。新たな価値を創造する「喜び」「楽しさ」「ワクワク感」を共感していける、そんなサロンであり続けたいと思います。

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