2022.02.24
女性美容師が独立開業するメリットとデメリット
2022.04.19
一般的に美容師の仕事は土日も休みなく、かつ長時間の重労働だと言われています。そのため、ある程度お客さんがついてくれば、独立してフリーになりたいと考えている女性美容師も多いでしょう。しかし、女性美容師には結婚・出産・育児の問題が発生するため、独立にリスクがあるのではないかと不安になる方も多いと思います。
本記事では、「女性一人で独立は可能?」というテーマついて解決方法を紹介します。女性一人でも、しっかり計画を立て、準備することで、独立の夢に近づくことができます。本記事を参考にして、独立するためのノウハウを一緒に学んでいきましょう。
女性美容師が独立するメリット
独立することで自由に使える時間が増えることが一番のメリットではないでしょうか。また、独立すれば手元に入る収入は一般的に増える傾向にあります。
雇われている美容師の平均年収は、およそ280万円が相場で、月給は平均23万円になります。それが1人で独立する場合は、売上の55%ほどが収入になります。
ただし、借り入れをしている場合、返済額は含まれていませんので、個人所得から引かれてしまいます。しかし、独立することで、雇われてるときよりも給与が上がる確率は高くなります。
女性美容師が独立するリスク
そもそも会社員として働く美容師と違い、独立してオーナー美容師として働くにはリスクが伴います。特に女性美容師であれば、たとえ独立に成功したとしても結婚や出産・育児によってライフステージが変わると共に経営を続けることが難しくなるケースが考えられます。
自分一人で独立した場合、出産や育児で長期休んでしまうとお店の営業が難しくなります。そのため、信頼できるスタッフを雇用しておくことで、家でサロンのマネジメントをしつつ営業を続けることが可能になります。
実家の近くで開業することで、困ったときに家族を頼りにする方法も。子供の急な病気や、用事にも柔軟に対応しやすい環境を自ら作ることも必要です。
女性美容師が独立するデメリット
独立するにあたっては経営者としての実力も求められます。技術だけでなく経営や集客の勉強も同時にしていく必要があります。出店の場合は多額の出店費用や運営資金が必要となり、資金調達や借金をする必要があるかもしれません。
前述の通り、女性美容師には出産・育児を仕事と両立させる大変さもあるでしょう。産休・育休の期間中に家賃が安くなることはありませんし、せっかく集めたお客様が離れていってしまう…そういった切実な問題をクリアしなくてはいけません。ハイリスクな新規出店による独立開業だけではなく、フリーランスでの独立開業からスタートすることも検討してみてください。
フリーランス美容師としての独立方法
シェアサロン(または面貸し)
既存の美容室で場所を借りて営業するタイプの働き方です。スペースに対して利用料を支払う形なので比較的低リスクで開業することができます。多種多様なサロンが存在しますが、料金は一般的に個人売上の30%前後と言われています。
業務委託サロン
業務委託サロンは、サロン側が店舗の運営や集客を行ってくれるので、美容師は個人事業主として完全歩合制で勤務します。業務委託サロンの場合、美容室側が集客をしてくれるので新規でお客様がつきやすいというメリットがあります。業務委託の場合は料金を支払うのではなく、報酬を受け取る形になります。
まとめ
この記事では女性美容師の独立のメリット、リスク、デメリット、解決方法を紹介しました。独立には多額の開業資金・運営資金が必要です。もしいきなり独立が不安なら、シェアサロンや業務委託サロンでの勤務をおすすめします。結婚や出産を見据えて、独立を本格的に考える前にリスクの少ない方法を検討しましょう。将来の自分のプランに合わせてどの方法が適しているのか、ぜひ1度考えてみてはいかがでしょうか。
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監修者:珠実
日本最大級のシェアサロン GO TODAY SHAiRE SALON 取締役であり、現役美容師でもある。サロンワークのほかにもセミナー講師、人材育成など幅広く活動。
この記事を書いた人
GO TODAY シェアサロン
それは「自分」「仲間」そして「お客様」と、共に育み成長していけるサロンです。完成された姿で始まるのではなく、シェアサロンに関わるすべて人たちで共に創り上げる『成長型サロン』。新たな価値を創造する「喜び」「楽しさ」「ワクワク感」を共感していける、そんなサロンであり続けたいと思います。
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